【番外公演】脚本・演出挨拶　有賀実知

　こんにちは🍄本日は、このEMブログを見にきてくれてありがとうございます。ここ最近、秋で涼しくて気持ちいなと思っていたら、夜になると寒くって、少しずつ冬が近づいてきてるみたいです🎃

それはさておき…
Twitterやfacebookではすでに告知しておりますが、12/1-2(土日）に、
ミュージカルサークルEM番外公演『里子ちゃん！？』を公演いたします🎉

そして…一昨日、EM番外公演『里子ちゃん！？』のチケット予約（https://ticket.corich.jp/apply/95745/ ）に合わせて、EMの初めての試みとしてクラウドファンディングを行うことをお知らせさせていただきました🍂クラウドファンディングの開始は【10/25】です！🎊

なぜ、いきなり…？と思われてしまうことは承知の上❗️私たちがクラウドファンディングをするに至った理由を、脚本・演出のみっちーこと、有賀実知からお話しさせていただこうと思います🎑

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入学したてのみっちー

――――≪規格外≫な公演がつくりたい　

　はじめまして慶応義塾大学ミュージカルサークルEM“番外公演”『里子ちゃん！？』の主宰・脚本演出を努めます有賀実知です。

　1・2年生が本公演を行う現役代だとすれば、3年生の私はすでにサークルを引退しています。２年間役者やスタッフや脚本演出と沢山の経験をさせてもらい、苦労したことも嬉しかったことも仲間たちとの時間もとても濃密な体験でした。

　しかし、２年間では舞台を知り先輩方に習って公演をやりきるということだけでも精一杯です。演技でも脚本演出でも公演の宣伝・プロデュースという意味でも、もっと時間と経験があればサークル活動としてのミュージカル公演でできることはまだまだ沢山あると感じました。そこで立ち上げた企画が今回の『番外公演』です！

　…素直な気持ちを述べると、まだまだ皆と舞台がつくりたい！！！辞めたくないいいいい！！(地団駄)という感じでしょうか(笑)
引退なんて、全然できません。せっかく積み上げてきた演技力や技術力が皆にあって、メキメキと力をつける後輩達がいるのに舞台をやらない手はない！と思います。3・4年生と現役の1・2年生とが一緒になって作品が作りたかったのです。

　番外と言うからには、本公演ではやりきれないことや、バカみたいなストーリー、こんなのあり！？！？って演出まで、たっっっっくさん詰め込んだ≪規格外≫な舞台がつくりたい！！と意気込んでいます。

二年生、新歓期のみっちー

　私は舞台を初めてから様々な演劇作品に出会いました。NODA・MAPでおなじみの野田秀樹さんなど、様々なプロの方の作品に触発されて脚本を書いています。今回は宮藤官九郎監督映画『泣くもんか』や周防正行監督の映画『舞妓はレディ』のようなパワフルで痛快なストーリー、陽気な音楽、マンガから飛び出してきたような愉快なキャラクター、そして、ゲラゲラしていたら最後にほろり…というようなエンタメ作品が作れたらなと思います。自立するということ、親が人間だとわかること、都会の居場所のなさ、田舎のしがらみなど…皆がどこかで抱えている“やるせなさ”もテーマになっています。

　PV撮影や宣伝物にはご縁があって繋がれたサークル外の方の力をお借りしており、それ自体が作り込んだ１つの作品のような物をお届けできるよう準備を進めています。また、新生館スタジオという、大きな空間だからこそできる舞台美術や演出にもご注目ください！

二年生、引退公演の16キャストたち

――――引退したからこそ見えてきたものがある

　後輩を支える立場から制作業務にも携わることでようやく、舞台づくりを一歩ひいた目でみることができました。宣伝や公演の運営の奥深さも知りました。身内でないお客様をいかに増やすか、SNSの使い方、当日運営の回し方・・・。お客様と直接やりとりする立場に立つと、公演の見せ方、チケットの金額と舞台の質、お客様は舞台に何を期待しているのかなどという視点がよりいっそう強まりました。

　また、サークル運営自体も考え直す機会になりました。私たちは学校からのサークル費支給などはなく、公演費用はすべて個人の負担とお客様のチケット代金で成り立っています。外の劇場となれば50～60万円ほどの費用がかかるため役者の個人負担はだいたい3~4万円に。そのことは残念ながら、演劇をしたい！と思う学生の芽を摘む原因になってしまいます。そうしたEMの往年の課題をなんとか解決したいという気持ちも強まりました。それが、今回のクラウドファンディングの企画です。

――――EM史上初の試みであること

　番外公演の劇場レンタル料、機材・資材の資金を集め、座組みメンバーの負担を少しでも減らしたいということが一番の目的ではありますが、EMというサークルが今後より健全な運営を行うための１つの提案が後輩たちにできたらと思います。

　初めての試みですので、告知や拡散なども制作さんと探り探り行っています。お返しできるものは観劇ご招待やメッセージ動画、上演脚本など、プロでもない私たちがやっても、ささやかな物でしかありません。はたしてどれほどの方に関心を持っていただけるのか、上手くいくかはわかりません。でも、やってみる価値は十分にあると思います。そして、私たちにできる最大のお返しは全力で舞台に挑み、お客様をお迎えすることです。

　これから１ヶ月と少し。ご期待ください。

三年生になったみっちー