【秋祭公演】 脚本演出 終演挨拶

ミュージカルサークルEM2017年度秋祭公演『深緑より』は、無事終演いたしました。
ご来場いただきました皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。
今後ともミュージカルサークルEMの活動の応援の程、よろしくお願いいたします!


今回は脚本の有賀実知、演出の石川万奈恵より終演の挨拶をさせていただきます。

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ミュージカルサークルEM秋祭公演「深緑より」にお越しいただいた皆さま、ご観劇いただき誠にありがとうございました。おかげさまで、無事に全ステージを乗り切ることができました。 
この物語は、戦後という時代や、思想というテーマ、絵を描くことなど、私がいつか舞台でやってみたいと思っていた題材を沢山盛り込んだ、挑戦的な作品でした。そして、なによりも描きたかったのはサクという青年の内面性です。時代や周囲に翻弄され、傷を負い、絵の世界へと逃げ込むサク。しかし逃避という行為には必ず、自責の念という自らが作り出した影が付いて回ります。罪から逃げることも向き合うこともできない人間の弱さに、突きさされつつも共感して貰えたら、と思います。そして、彼の精神の旅を支えた周りのキャラクターたち全員を愛しく思って頂けましたら幸いです。
最後になりましたが、公演を行うに当たりまして脚本や稽古、スタッフワークなど様々な面でご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。
脚本 有賀実知
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ミュージカルサークルEM秋祭公演「深緑より」にご来場いただきありがとうございました。多くの皆様にこの作品を届けることができたこと、心より御礼申し上げます。
「深緑より」いかがだったでしょうか?
逃避、葛藤、自責、そして戦争という普段の生活においては、自らの心とすこし離れた所に位置しているテーマを取り扱いました。当初は自信を持っていた私も稽古を経ていくうちに、この作品がどう皆様に映るのか不安で仕方がありませんでした。しかし演者、スタッフ一同で試行錯誤し、その不安を最小限に抑えこの作品は出来上がりました。その結果、良い状態で作品を皆様に届けることができたのではと勝手ながら自負しております。
舞台は一期一会です。全く同じ公演は、二度と訪れません。今、この時にこの作品をお届けすることができたこと嬉しく思っております。
最後に、この作品の様々な面でサポートしていただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
演出 石川万奈恵