【七夕祭公演】終演のお知らせ (作・演出 / 三品万麻紗)


みなさまこんばんは! 
七夕祭公演制作部の、最後のブログ更新となりました。

ミュージカルサークルEM2016年度七夕祭公演『あじさい畑の青春』、無事終演いたしました。
作・演出の三品万麻紗からのご挨拶を掲載します。

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『あじさい畑の青春』作・演出のまあさです!

5月中旬から36名で始まった作品創り。本当にたくさんの人に支えられながら、7月2日、無事に本番を終えました。

1ヶ月と少しという、短い時間ではありましたが、24時間沢山の人に私自身の伝えたいことを伝え続けて、一緒に舞台を創る仲間と全力で全身で熱量の交換をしまくっていた公演期間と本番を終えて、突然やってきた静かな生活になかなか慣れません!正直、物凄く寂しいです!!笑


今回の作品では、私が今まで触れてきたものをたくさん詰め込みました。沢山の約束が生まれて破れて、思い出や習慣が詰まっていた一途の花火、山形に冒険しに行った時に出会った夢の国のような植物園のある染物屋さん、長い歴史を持つ父親が全力で受け継ぐリンゴ農園の農家、大好きな電話に、良くも悪くも沢山のエピソードを聞いたり、体験してきた家族と受継ぎの話。今ある自分を全力で詰め込んだ作品でした。

私は作品を作る度に「正直になりたい。」という言葉をなぜか取り上げてしまいます。作・演出になってから半年が経つというのに、まだ自分は変わらないのか?と、一体いつになったら正直になるんだ〜〜!!と、公演期間中、終電を逃した帰り道によく心の叫びを放ちまくっていました。
そんな、24時間もがきまくった毎日、今となっては、もう最高に青春でした。泣きじゃくって、お腹が痛くなるまで笑って、苦しんでいる場面に沢山出会って、イラついたり、嬉しくってしょうがなかったり、もう本当に!最高に青春でした。



本番当日。

会場はとんでもなく暑い空気が流れていました。七夕祭の教室公演はドンより空気が暑さでとっても重くなります。
作品は本番の最中にも成長し続けます。その現場を眼の前で見ることができるあの時間はとても贅沢な経験だと思いました。
会場内が舞台の上で生きているキャラクターに感情移入したり、同じことで笑ったり泣いたりの空間、久しぶりにサザエさんの茶の間のような空気をお客さんの中に混ざって体験していました。生の表現である舞台だからこそ、もう一回!あれ!もう一回!と思っても、同じものは中々体験できない。舞台の魅力、たまんないですね。


あー・・・ちょっと、あれです、長いですね。
そろそろ終盤に行きましょう。


はい!!!!えっと!!!!!


私は宮城県という田舎町から上京してきて、大学で19歳というタイミングでこの『あじさい畑の青春』を作れたことが物凄く幸せでした。いつの間にか演出に選ばれて、仲間を集い、私の頭の中で0から生まれた物語を軸に、毎日仲間たちが悩んで踠いて、時間や感情それ以外にも沢山のモノとコトを犠牲にしながら、ついてきてくれるだけでなく、支え合った。さらに、それを140人以上のお客さんと共有ができて、この作品に少しでも触れた全員が余韻や思い出に浸る、コレを私は当たり前だと思っちゃいけないな、と思っています。

本当にすごいことだ。全くもう。ほんとに!

あまりにもこの作品が大好きなので、それを失いかけている今、どうにかなりそうですが、でも、終わりは終わりです。

私の中で、何も変わってないのも多分、嘘。もう、何か変わっているんだと思います。なんやねんっ。


沢山の皆さんに感謝をするともに、今回の作品を通してもらった沢山のエネルギーを次の作品に生かしていきたいと思います。

また、舞台創りたいです。

舞台創ります。

皆さんとまたお会いできる日を心待ちにしています!

では、またいつか!



まあさ


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本公演を応援してくださったみなさま、ご来場くださったたくさんのみなさま
誠にありがとうございました。


EM次回公演は未定ですが、決まり次第このブログを通してみなさまに情報をお届けいたします!
それでは(^^)/