10/26からクラウドファンディング公開開始しました🎉
こちらもぜひチェックお願いします⬇️
https://motion-gallery.net/projects/engrossingmusical_satokochan
2日目現在、19000円のご支援いただきました❗️
皆様一つ一つのご支援が助けとなりますので、よろしくお願いします🙇♀️
番外公演『里子ちゃん!?』のためのクラウドファンディング企画ブログ、
第四回目は舞台美術🎨の二年生 辻美生です🏡
美術を始めたきっかけ、葛藤していた時期、美術としてクラウドファンディングについて思うことなど、正直に語ってくれました🍃
舞台美術と私のこれまで
私が舞台美術を始めたのは、昨年の秋祭公演『深緑より』という作品からです。
絵を描くのが好きで、高校生の時は美術部でずっと油絵を描いていました。
そこで、大学では新しいことを始めたいなぁと思いつつも芸術への愛が捨てきれずに、名前に「美術」と入っているという安直な理由で舞台美術を始めました。
ずっと座ってキャンバスと向き合う絵画とは違い、実際に自分たちの手で物を作る舞台美術は想像よりも遥かに激務で、覚えることもたくさん、慣れるまでは大変でしたが、それよりも「楽しい!」と思うことが多かったです。
17年度秋祭公演『深緑より』舞台写真 |
責任感から、自分で自分を追い詰めていた。
しかし、舞台美術に対するポジティブな気持ちは、それからしばらく途絶えることとなります。
秋祭公演が終わり、次は一年生公演。私は舞台監督も兼任しており、正直舞台美術をするかどうか迷っていました。しかし他にできる人はおらず渋々参加。あまりにも不安が大きく、その不安は公演終了まで引きずってしまうこととなりました。そのことは私の心に深い爪痕を残し、次の三月公演では舞台美術から離れました。
12月の一年生公演から4月の新歓公演まで、私は舞台美術を続けることが怖かったです。怖い、というより拒絶に近い感情だったと思います。だから、公演に参加しないための理由を探していました。他のことで忙しいから、とかなんとか。しかし、やりたくないからやらない、なんていうワガママが通用しなくなる時が来ました。
私の代には舞台美術の専任が私しかいません。私しかいなければ、私がやるしかない。「美術、やるよね?」それは呪いのようでした。舞台美術が好きだとか、嫌だとか、乗り気しないだとか、四の五の言う以前に、はじめから選択肢など与えられていないようで、とても息苦しかったのを覚えています。
当時の私にとって、「楽しくない」というのは正直な感想で、座組に入った私自身を、時に座組全体までをも憎みました。
こんな暗い想いを抱えながら続けるくらいなら…と思った時期もありました。
しかし、そんな時、先輩から「大学来てまでやりたくない事するのはアホだから、つじみおの好きなようにすれば良いんだよ」といった風な言葉をかけていただきました。(うろ覚えですが…)
私はなんだかそれで吹っ切れたような気がして、自分の中にストン落ちました。
自分に枷を嵌めていただけか、と。自分しかいないだなんて自惚れにも似た義務感を勝手に抱いて、自分を追い詰めて。
見渡せば絶対に一人ではなかったはずなのに、ずっと一人で頑張ろうとして。
大事なことに気がついた私は今年の七夕祭と秋祭で、深いことは考えずにとりあえずやってみようかなと思い、舞台美術を作りました。そしたら、驚くほど楽しくて。手伝ってくれる人が増えたことや後輩ができたことが大きいとは思うのですが、自分の中でのエンジンのかかり具合が全く違いました。
正直、今でも、自分しかいないから舞台美術をやる、といった想いがゼロというわけではありません。しかし、舞台美術が好きだから、もっと舞台作りを楽しみたいから、結局ここまで続けています。とても充実しています。
苦しかった頃は、何かに囚われて、すべて自分でやらなければいけないと思い込んで、誰かに頼ることもできず、手を差し伸べてくれる人の手を振り払い自分の殻に閉じこもり、早く終わってくれと願う日々でした。
今は、可愛い後輩もいて、セクションは違えど頼りになる同期がいて、尊敬する先輩がいて。今思えば、なぜあんなにも一人だけで戦っていたのか…と反省しています。と同時に、必要な葛藤だったのだろうとも思います。
今回の『里子ちゃん!?』は、座組全体も、もちろん私自身もモチベーション抜群、絶対に良い作品を作るぞという気持ちでいっぱいです。お客さんからお金をいただいて公演を打つ以上、来てくださった方を満足させようとか、楽しませようとか、そういった意気込みはとても大事なことだと思います。でも、その前に、まずは私たちが精一杯楽しんで作らないといけないと思っています。
私は学外での公演が初めてなので、わからない事だらけで既に右往左往していますが、せっかく頂いたチャンスなので、最後までフルスロットルで駆け抜けます!
18年度七夕祭公演『憧憬バリケード』舞台写真 |
クラウドファンディングについて思うこと
存在は知っていましたが、まさか自分が関わることになるとは思いませんでした。今時、という感じがしますね。
舞台美術は、出費の多いセクションの一つで、毎公演、徹底して節約をするのですが、そのため例えば「この装飾欲しい〜!」を、値段を理由に諦めることも多々あります。
クラウドファンディングがどこにどのように作用するのか私自身が理解できていないのですが、もし、クラウドファンディングによって理想の舞台を作るための素材を、値段を理由に諦めることが減ることがあるならば、とてもありがたいことだなぁと思います。
特典等もあるようなので、ぜひご協力お願いいたします…!!
慶應義塾大学 ミュージカルサークルEM 番外公演
「里子ちゃん!?」
読みが同じな方も含まれます。お得な機会をぜひご活用ください!!
ticket.corich.jp/apply/95745/
12/1 14:00/18:00
12/2 12:30/16:30
*公演時間は約2時間を予定しております。
中板橋新生館スタジオ
《前売り》
一般 1700円
大学生・専門学生 1500円
高校生以下 1000円
一般 1900円
大学生・専門学生 1700円
高校生以下 1200円
佐々木勇輝
菅原紀子
高橋宙
西ヶ谷彩奈
沼田洸希
原島恵珠
森本圭吾
山田青空
脚本・演出 有賀実知
演出助手 渡邉さや 石川舞香
舞台監督 石川詩穂
美術 辻美生 戸堀佳苗 平田匠
音響 境大軌 常田佳穂 古谷優樹 原島恵珠
照明 佐野瑛美香 松橋百葉
宣伝美術 松島千晃 西ヶ谷彩奈 小崎彩子
動画 松井由依子 日生ケイン
衣装メイク 松島千晃 本宮圭 渡邉さや
ダンス振付 佐々木勇輝 松井由依子
歌唱指導 柴田瞳
制作 千頭郁葉 土田妃華
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